· 気づき  · 16 min read

自信は他人が決める

自信を失った私が実践した2つ目の方法は、少し変に思われるかもしれませんが、「自信のある振りをする」ことでした。 なぜそんなことを思いついたのか。それは、自信って実は自分が決めるものじゃないんじゃないかと気づいたからです。 周りを見回してみると、一番自信満々に見える人って、必ずしも能力が高い人ではありませんでした。

やったこと 2つ目

自信を失った私が実践した2つ目の方法は、少し変に思われるかもしれませんが、「自信のある振りをする」ことでした。

なぜそんなことを思いついたのか。それは、自信って実は自分が決めるものじゃないんじゃないかと気づいたからです。

周りを見回してみると、一番自信満々に見える人って、必ずしも能力が高い人ではありませんでした。むしろ、詐欺師なんかが一番堂々としていたりする。つまり、自信があるように「見える」かどうかは、他の人が決めることなんですね。

だったら、とりあえず自信があるように振る舞ってみて、周りの人に「この人は自信がありそうだ」と思ってもらえれば、それがそのまま自信になるんじゃないかと考えたんです。

最初はまったく自信なんてなかったんです。でも、胸を張って、声に落ち着きを持たせて、自信に満ちた態度を取ろうと決めました。振り返ってみると、これは単なる「演技」ではなく、なりたい自分を少しずつ試してみることだったのかもしれません。

「俺は正しい」を2時間も唱え続けた日々

まず、我ながらばかばかしいと思うのですが、一日中「俺は正しい」と頭の中でつぶやき続けていました。

ウォーキングの時も、ジョギングの時も、ぶつぶつとつぶやいていたんです。ある時など、気がついたら「俺は正しい」と言いながら2時間も歩いていたことがありました。通りすがりの人は、きっと変な人だと思ったでしょうね。

でも、これが意外と効果があったんです。言葉を繰り返していると、だんだんその気持ちになってくるものなんですね。「俺は正しい」と言い続けていると、なんとなく正しい判断をしようという気持ちが芽生えてきたような気がします。

生活のすべてが選択の連続だった

そして、すべてのことを瞬時に判断して行動することを心がけました。

そこで発見したのは、私たちの生活は、実はすべてが瞬間的な判断の繰り返しだということでした。

ご飯を食べるのか、おかずから手をつけるのか。座るのか立つのか。行くのか行かないのか。生理的なことも含めて、意識している・していないにかかわらず、すべてを自分で判断しているんですね。

そして、ふと気づいたのは、これらの小さな判断の根っこには、きっと「何を目指しているのか」があるんじゃないかということでした。

例えば、同じ「食事」でも、健康を考えているのか、とりあえずお腹を満たしたいのか、痩せたいと思っているのか。それによって選択は全然変わってきますよね。座るか立つかでさえ、疲れているのか、集中したいのか、なんとなく相手との距離を調整したいのかで違ってくる気がします。

普段は「何を目指しているのか」なんて考えずに選択していることが多いのですが、それを意識してみると、自分が本当に大切にしていることが見えてくるような気がしました。

この気づきは、私にとって大きなものでした。「人生を変える大きな決断」だけが重要なのではない。毎日の小さな選択の積み重ねが、実は私たちの人生の方向性を決めているのかもしれません。

選択肢が見えるのは、未来への方向性があるから

何かの選択肢が目の前に現れるということは、自分がおぼろげに描いている未来に向かう方向性があるからなのかもしれません。

もし今のままで完全に満足していたら、わざわざ選択肢なんて見えてこない気がするんです。選択肢が見えるということは、心のどこかで「今とは違う何か」を求めているということなのかもしれませんね。

つまり、迷いが生じるのは悪いことではないのかもしれません。それは、あなたの心の奥にある「本当に向かいたい方向」が、頭で考えている「やるべきこと」と対話している証拠なのかもしれません。

「本当の未来」と「世間が押し付ける未来」の違い

ここで言う「おぼろげな未来」というのは、世間でよく言われるような未来のことではありません。

例えば、こんな声を聞いたことはありませんか?

「安定した会社に就職して、結婚して、家を買って、子どもを育てて、老後資金は3000万円貯めなさい」

「リーダーは強くあるべきで、決断力があって、部下を引っ張っていかなければ」

「30代になったら管理職を目指して、40代で年収○○万円は欲しいものね」

こういった「正しいとされる人生設計」ではなく、もっと心の奥底から湧き上がってくる「本当にありたい自分」のことです。

もしかすると、他人が決めた「正しい未来」を目指している限り、どこかで違和感を感じ続けることになるのかもしれません。その違和感が、迷いや決断できない状態を生み出しているような気がするんです。

なぜ迷ってしまうのか

興味深いことに、私たちが日頃「これが正しい道だ」と思って目指している未来は、実は心のどこかで「本当にこれでいいのかな?」と疑問を感じていることが多いんです。

だから迷ってしまう。決められない。行動に移せない。

具体的に言うと、頭では「資格の勉強をすべきだ」と思っているのに、なぜか参考書を開く気になれない。「友人と連絡を取るべきだ」と思っているのに、なぜかメッセージを送るのをためらってしまう。「新しいことにチャレンジすべきだ」と思っているのに、なぜか同じ日常を繰り返している。そんな経験はありませんか?

それは、もしかすると心が「ちょっと待って、それ本当にあなたがやりたいことなの?」とブレーキをかけているのかもしれません。

その違和感は、あなたの本当の気持ちが教えてくれている大切なサインなのかもしれませんね。

「やらなければ」の罠

例えば、私の場合でいえば、機長として「強いリーダーでなければならない」「完璧でなければならない」と思い込んでいました。

でも心の底では「もっと自然体でいたい」「チームみんなで支え合いたい」と思っていたんです。

このギャップって、「○○であるべき」という外部からの期待と、「○○でありたい」という内側からの願いを混同してしまうから生まれるのかもしれません。

この「やらなければ」と「本当はこうしたい」のギャップが、迷いを生んでいたような気がします。そして後になって思うのは、本当の強さって、自分らしさを大切にしながらも成長し続けることなのかもしれないということです。

じゃあ、そのギャップを解消するためにはどうすればいいのか。私が見つけた方法は、選択肢が現れたときの判断基準を変えることでした。

そんな選択肢が見えてきたときは、新しい方向を選ぶと決めた

もし変化もなく、そのまま行くのが良いのであれば、そもそも選択肢なんて見えてこないはずです。

だから私は、必ず選択肢の中でも新しい方向、新たに出現した方向性を取ることに決めました。

同じ方向を選び続けても、根本的な変化は期待できない気がしたんです。今の状況に完全に満足していないから選択肢が見えているわけですからね。

最初は勇気が必要でしたが、そのうち「結局、どちらを選んでもあまり変わらないかもしれない」と思えるようになりました。むしろ大切なのは、選択した後にその選択を正解にしていく行動の方なのかもしれません。

決めてしまえば、後はやるだけ。そして、また新たな選択肢が目の前に現れる。それの繰り返しでした。

断ることをやめてみた

その意味では、いろいろな誘いも、他に用事がなければ受けるようになりました。

断ってしまえば、何も変わりませんからね。

以前は自分が無くなってしまうような感覚がありましたが、主体的に行動するようになると、すべてがプラス方向に動き始めました。

新しい経験をすることで、自分の本当の好みや価値観がより明確になってくるような気がします。嫌いだと思っていたことが意外と楽しかったり、好きだと思っていたことが実はそうでもなかったりする発見が、自分らしい選択をする力を育ててくれたのかもしれません。

そして、すぐに決めて行動するという小さな積み重ねが、少しずつ自信を育ててくれたのです。

あなたの迷いは、きっと何かのサイン

あなたも、何か迷っていることがあるなら、思い切って新しい方向を選んでみてはいかがでしょうか。

もしかすると、その迷いは「本当はこうしたい」という心の声が聞こえているサインなのかもしれません。

完璧である必要はありません。「とりあえずやってみて、合わなかったら考え直す」くらいの軽い気持ちで十分だと思います。小さな一歩から始めてみるだけでも、きっと何かが変わります。そして、その変化があなたなりの答えを見つける手がかりになってくれるような気がします。

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