記事
パイロットとして空を飛んだ30年、そしてラーニングファシリテーターとして向き合ってきた経験から気づいたことを書いています。
- · パイロットの目
全体が見えない組織で働くということ
肌で感じる瞬間 「何やってるんだよ、早くしてくれよ」 そう思われていることを、肌で感じる瞬間がある。 自分たちは必死なのに。 でも相手には、その必死さが見えていない。
- · パイロットの目
普遍的な操縦なんてあるわけない
鹿児島から福岡へ向かう便でのことです。 その日は副操縦士に操縦を任せていました。福岡空港へのアプローチが始まると、彼のプランニングに違和感を覚えました。 降下のタイミング、速度の落とし方、経路の考え方——どれも私のやり方と違う。 鹿児島福岡は30分程度の短い路線です。長年の経験で磨いてきた自分のやり方こそが、最も安全で効率的だと信じていました。
- · パイロットの目
一生懸命やるほど、なぜかできなくなる理由
特にうまくいかなくなった時、初心に帰ってやり直そうとか思ったりして。 「もっと頑張らなきゃ」 「もっと注意深くやらなきゃ」 「次こそは失敗しないように」 そう思えば思うほど、どんどんうまくいかなくなる。
- · パイロットの目
なぜ理論通りにやってもうまくいかないのか?
「飛行機の操縦って、特別な才能が必要なんでしょ?」 そう思われている方も多いかもしれません。でも実は、誰でもできるように作られているんです。 ただし、そこには確実な理論と計算があります。 たとえば着陸。一見、パイロットの勘やテクニックに見えるかもしれませんが、実は緻密な計算の積み重ねなんです。
- · パイロットの目
「注意しよう」は、必ず破綻する
「また同じミスをして…本当に注意が足りないんじゃないか」 そんな言葉を聞いたことはありませんか?あるいは、自分自身に対してそう思ったことは? 実は、ミスをするのは人間として当たり前のことなんです。そして、ミスをした本人を責めても、何も解決しません。 人間の脳は、とても効率的に働くようにできています。