· パイロットの目
6万円のトラフグが教えてくれたこと
「今日、どこで食べます?」 宿泊先での夕食。 私の現役後半に差し掛かった頃から、副操縦士に聞くと、だいたいこう返ってくることが多くなりました。 「何でもいいです」 「どこでもいいです」
「今日、どこで食べます?」 宿泊先での夕食。 私の現役後半に差し掛かった頃から、副操縦士に聞くと、だいたいこう返ってくることが多くなりました。 「何でもいいです」 「どこでもいいです」
浮き上がる直前のエンジン故障 「エンジン、フェイラー!!」 副操縦士の声が響きます。 視程200m。センターラインが3〜4本しか見えません。滑走路は雪でほぼツルツル。 そんな最悪の状況で、片方のエンジンが浮き上がる寸前に故障する——。
冬になると、雪のほかに、厄介な問題が起きてきます。 風です。 冬型の気圧配置が決まり出すと、西風が強く吹くようになります。その影響が最も顕著に表れるのが、南北方向に滑走路があり、西側に山を持つ空港。 典型的な例が、奄美空港です。 奄美は滑走路の西側に山があります。西風になると、その山の影響で風下側に渦ができる。
肌で感じる瞬間 「何やってるんだよ、早くしてくれよ」 そう思われていることを、肌で感じる瞬間がある。 自分たちは必死なのに。 でも相手には、その必死さが見えていない。
特にうまくいかなくなった時、初心に帰ってやり直そうとか思ったりして。 「もっと頑張らなきゃ」 「もっと注意深くやらなきゃ」 「次こそは失敗しないように」 そう思えば思うほど、どんどんうまくいかなくなる。